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Channel: 舞姫たちへの片恋文
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9月中【広島】レビュー

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 先日も拙ブログで「SNA」のポイントカード化の話題をご紹介したが、「スタンプカード」のサービスは、全国の多くの劇場が実施している。そのほとんどは「1回入場でスタンプ1個押印」「スタンプ10個で1回無料入場」を基本に、曜日によってスタンプ押印数を増やしたり、途中で「ポラ無料券」などを発行したりする付加サービスを実施している。
 今回訪れた「広島」もスタンプカードを発行していて、「1回1個」「10個で無料」は“全国標準”と足並みをそろえているのだが、カードには、ほかの劇場と決定的に異なる点がある。これがそのカードである。
 お気づきだろうか。劇場名がカードのどこにも書かれていないのである。諸事情でカードを他人に見られても大丈夫なようにとの配慮かどうかは定かでないが、「劇場名無表示は広島」と覚えておくことが必要なカードである。プンラスでの観劇。
 

(1)【井吹天音
2個出し。1・3回目は、けだるさの中に哀愁漂う“昭和の歌姫”メドレーで舞う、演目名「歌姫伝説2」。
リズミックな強制翻訳題名“North翼”に乗って、白と水色の羽根と薄布飾りがついた帽子に、
同色の羽根が胸元や袖口を飾る白シルキーの長袖ロングドレス姿で、
ゆったりとしたエレガントな一舞からスタート。
暗転で袖に引き、リズミックな強制翻訳英題“Ten Commandments”で明けると、
右腕に淡青色のシースルー腕飾りを着け、
輝く飾りが胸元を斜めに横切り、淡い青や紫の模様が飾るシルキーな布で作られた片肩脱ぎのドレスと
黒ロングブーツに替え、本舞台から中盆まで進み出てのクールで切れ味鋭い舞姿を見せる。再び暗転で袖へ。
しっとりと歌い上げていく強制翻訳邦題“二度目の恋”で明けると、
胸元に紺のリボンがついた青のロングドレス風ベッド着で登場。
しっとりとした雰囲気で本舞台中央に腰を下ろしての振りから、立ち上がって後ろ姿でベッド着を下ろすと、
両手で前に掲げつつ前盆へとゆっくりと歩み出る。
 
ゆったり歌う強制翻訳英題“Wrecked Ship”でのベッド前半、
横座りの姿勢でゆっくりと両手を広げ、前で合わせていく振りから、
両ひざ立ちで胸と秘所に手を当てると、横座りや四つん這いに姿勢を変えてのオナベを演じていく。
切なく果てて前盆に伏せ、ゆっくり髪をかき上げると音楽を渡る。
ギター伴奏で歌っていく強制翻訳英題“Love”に音楽を変えてのベッド後半では、
静かに身体を起こして、横座りの姿勢から「スーパーL」のポーズを切り、
ゆっくりとした手の振りから両ひざ立ちを経て立ち上がる。
振り向いてベッド着を拾い上げると、もう一度正面を振り向いてから、
ゆっくりと本舞台に歩き戻って片手を差し上げ、振り返ってみせるラストシーンへ。
 
2・4回目は、「7月結【晃生】レビュー」でお伝えしている演目名「ラブレター」を続演。
好きな男の子に渡したラブレターへの返信に書かれている文字を見せずにベッドを演じきり、
ラストで一気に種明かしすると暗転、という構成の妙はお見事。
 

(2)【葵 マコ
2個出し。1・3回目は、「7月結【晃生】レビュー」でお伝えしている、
ご本人ツイートによれば、演目名「夏のせいにして」。
旅行カバンを下げて女の子が海辺への旅に出る演目だが、
1回目、スタートした途端に取っ手が壊れてカバンを落とすハプニングが発生。
いったん止めてカバンを応急修理して再スタートとなった。
前盆かぶり席に座ると、ビールのご相伴にあずかれる特典つきの作品である。
 
2・4回目は、ご本人ツイートによれば、演目名「シルクロード」。
アラビアンテイストな男性ボーカル曲に乗って、
輝く飾りがついた薄布マスクで顔の下半分を覆い、
輝く飾り付きのピンクフリンジセパレートに腰薄布を着け、
首から後ろに淡いピンクの薄布を長く垂らした姿で、滑らかに身体や首をくねらせる舞で、
金属飾りのシャラシャラという乾いた音を響かせながら本舞台にて舞っていく。
マスクを外して顔を現し、首から垂らした布を解くと前盆まで歩み出て、
ヒップスライドの動きも見事なダンスを披露する。
さらに音楽を、リズミックな洋楽男性ボーカル曲に変えると、
本舞台に戻って腰布を外し、コインアクセサリーが着いた腰飾りの音を響かせながら、
薄布を手にあでやかに舞っていく。
ついでセパレートトップスを外してから前盆まで舞いつつ往復し、
本舞台に戻ると、「レイバック」から仰向けの姿勢へと着地してみせる。
音楽を笛の音が響くインスト曲に変えると、
本舞台にて「上体起こしの片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、暗転で袖に引く。
胸の位置でオレンジの結び目が出来た白ラメの薄布に身体を包んだ姿で現れると、
大きく羽ばたき、ついで布にくるまるように扱いながら前盆まで進み、
その後いったん本舞台に引いて、音楽を胡弓と琴によるインスト曲に変えると、前盆へと駆け込む。
 
ベッド前半、布を解いて両ひざをついた座り姿で胸を揉みしだき、四つん這いになると、
音楽のアクセラレートにシンクロさせて秘所に這わせた指を激しく動かし、
仰向けに倒れてオナベを激しく演じていく。
シンセサイザーと琴によるインスト曲、強制翻訳英題“Come on Spring”に変えてのベッド後半では、
起き上がっての座り姿で両足を交錯させ、四つん這いでのあおり上げから「スワン」のポーズを決め、
「両ひざつき上体反らし」から仰向けに倒れて起き上がり、
「スーパーL」や「横開き」「V」のポーズを決め、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
薄布を後ろ手に広げながら本舞台へと戻り、振り返っての立ち姿で締めくくる。
 

(3)【黒崎 優
演目3個、ネタ3個の計6個出し(笑)。
1・3回目は、おととし「1月中【新宿】初日レビュー」4回目で初めてご報告し、
最近では去年「7月中【栗橋】レビュー」以来となる、6周年作の演目名「龍馬伝」を再演。
 
2回目は、おととし「10月頭【川崎】初日(1回目のみ)レビュー」でお伝えし、
最近では「9月頭【浜劇】レビュー」2回目でもご報告した、演目名「うちな~」を続演。
 
4回目は、平成23年「11月頭【浜劇】楽日レビュー」で初めてご報告したラテン系作品、
演目名「ネクラテン」を続演。
 
ちなみにこの日披露された“ネタ”は、「レインボーブリッジ」「具志堅優高」「シーモネーター」の3個。
 

(4)【川村あいね
3個出し。1・4回目は、ビートの利いた洋楽男女ボーカル曲に乗って、
ゴールドスパンコールがついたハットをかぶり、
身体前面にフリルがつき、後面がレースになった黒トップスに、黒の短丈レザージャケットを重ね、
黒のニーハイレッグカバーに、スリットの入った黒のアームカバー、
ゴールドのロングティアード腰飾りを着けた姿で、
本舞台から前盆を大きくエレガントなダンスで往復しての一舞からスタート。
アップテンポでビートが利いた邦楽男性ボーカル曲、
強制物質名化題名“4-[1-ヒドロキシ-2-(メチルアミノ)エチル]ベンゼン-1,2-ジオール”に変えると、
短丈ジャケットを脱ぎ、腰飾りを外して、ゴールドスパンコールのついたショートパンツ姿に替え、
ハットを飛ばして本舞台から前盆を行き来してのアクティブで弾むようなダンスを舞っていく。
音楽を、スローでビートが利いた洋楽女性ボーカル曲に変えると、
セクシータッチに身体をくねらせる動きを見せつつ、上手袖から白シャツを掛けたいすを引き出し、
本舞台中央に置いて腰掛け、レッグカバーとアームカバーを外してから、
立ち上がって舞いつつトップスとショートパンツも脱いでいく。
そして、黒ショーツの上に白シャツを羽織った姿でセクシータッチに身体をくねらせながら
中盆にて腰を下ろすと、転がりながら前盆に入る。
 
ベッド前半は、スローでビートが利いた洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えて
両ひざ立ちで身体をなでる動きから仰向けに倒れ、横に身体を流した姿に起き上がってゆったりと進めていく。
ついで、四つん這いでのあおり上げから、両ひざ立ちで腰をグラインドさせ、
前盆に伏せてから仰向けになって音楽を渡る。
音楽をリズミックに歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変えてのベッド後半では、
「片ひざつき片足振り上げ上体反らし」や「シャチホコ」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、
両足を交錯させる動きを経て、「3点支持」から「片足上げブリッジ」を架けて立ち上がる。
ステップを切りつつ本舞台に戻り、いすに腰掛けると、片手を差し出すポーズを見せて締めくくる。
 
2回目は、ビートの利いた洋楽女性ボーカル曲に、途中で日本語の男性ラップが重なる音楽に乗って、
緑のフワフワ帽子にライトグリーンとモスグリーンツートンのティアードミニドレスに、
グリーンのグローブを着け、モスグリーンのレッグカバーの「イモムシ」姿で、前盆板付きにてスタート。
起き上がると、前盆から本舞台に掛けて、ちょっとお茶目なテイストを入れながら舞っていく。
本舞台中央に置かれたグリーンの大きなハート型の布を手にして広げて見せる動きなどを交えて進め、
音楽をアップテンポの邦楽男女ボーカル曲、強制翻訳邦題“起きろ!”に変えると、
ミニドレスを脱いで、ライトグリーンのフリルビキニトップに替え、アクティブなダンスに加え、
本舞台での側転や、中央に据えたトランポリンでのジャンプなどを組み合わせたパフォーマンスを演じていく。
ビートの利いたインスト曲に音楽が変わると、薄布を振りかざしてトランポリンの上に横になり、暗転で袖へ。
ピアノで始まるビートの利いたインスト曲で明けると、両足にネオンピンクの細ひもを巻き、
淡いピンクやオレンジの蝶の羽のようなフリル薄布を首から両手に渡す形で着けた姿で
緑の布にくるまって本舞台中央に現れ、起き上がると舞いつつ前盆へ。
 
ベッド前半は、腰を下ろしての手の振りから、「両ひざ立ち片手差し上げ」で上体を倒し、
仰向けの姿勢から「片肩倒立片足差し上げ片足横伸ばし」のポーズを切る。
ついで腰を下ろすと、両足を伸ばした上に顔を伏せた姿勢で音楽を渡る。
ピアノ伴奏で歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲でのベッド後半では、
腰をつけた姿勢での両手の振りから「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」のポーズを決め、
両ひざ立ちから四つん這いを経て腰を下ろし、両手で羽を羽ばたかせるような動きを見せていくと、
「ブリッジ」からの「レイバック」で立ち上がる。
大きく羽を広げながらダイナミックに舞いつつ本舞台に戻り、
いったん中盆で「レイバック」を決めてから本舞台で舞ってみせると、
トランポリンに片ひざをついたポーズでのエンディングへ。
 
3回目は、暗転中、ヒーリング系の音楽が流れてから、ビートの利いた洋楽女性ボーカル曲で明けると、
白薄布を本舞台中央で頭からすっぽりとかぶった姿で現れ、
起き上がって布を取り去ると、白と青の羽根髪飾りにヘッドホンを掛け、
白と赤の羽根が腕飾りやシルバーラインが入ったセパレートトップスを飾り、
腰にシルバーラインが入った緑や紫、青のパステルカラーの薄布ロングドレス姿で、
本舞台から前盆を飛び跳ねるように一舞してみせる。
本舞台上手で頭飾りやスカートを外すと、
白やピンク、青の羽根がつき、右肩から胸に白羽根が斜めに飾るシルバーセパレートトップスに
右足のみロングパンツを履いたシルバーショートパンツ姿に替え、
クイックな振りとアクセントの利いたダンスを、本舞台から前盆に掛けて舞うと、暗転で袖に引く。
深いエコーが重なる洋楽女性ボーカル曲で明けると、
本舞台中央でパステルカラーの薄布をすっぽりかぶった姿を現し、
布を外すと、白とピンクの輝く飾りが着いたベージュのシースルーのロングベッド着に
白のマラボーを手にした姿で、ゆっくりと舞いつつ前盆へと進む。
 
マラボーを首の後ろに下げた形に止めて、両ひざ立ちで始めるベッド前半は、
音楽をスローに歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変え、
腰を下ろして横座りの姿勢からゆったりと舞っていく。
ベッド後半では、ギター伴奏で歌う澄んだ声の洋楽男女ボーカル曲に音楽を変えて、
「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし」の姿勢から、
「片肩つき片足振り上げの横開き」や「片ひざつき片足振り上げ上体反らし」のポーズを切り、
腰を下ろして両足を交錯させると、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
「レイバック」で何度もあおり上げ、
「アラベスク」から「両手差し上げでの上体反らし」の立ちポーズを決めると、本舞台に足早に戻り、
白薄布をすっぽりとかぶってから、抜け出して両手で薄布を差し上げ、投げ上げて決めるエンディングへ。
 

 3連休中日の「広島」は、13時30分に20人弱で開演し、その後、20~25人ほどの入りで推移。各回終演後は10~15分ほどの休憩を挟みながら、最終の4回目は21時43分スタート。4人香盤を1人あたり約30分で回した計算になる23時48分、14人が見守る中での終演を迎えたのだった。
 
(敬称略・観劇日:平成26年9月14日(日)) 

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