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Channel: 舞姫たちへの片恋文
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【7周年作】[ま][や]舞姫・劇場用語の基礎知識(改訂第2版)

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<ま行>
【まいひめ】[舞姫]
(
1)明治の文豪・森鴎外が明治23年に発表した短編小説。
(2)踊り子のこと。
(3)長野県諏訪市にある酒蔵。また、その酒蔵で作られる日本酒の銘柄。

【まえぼん】[前盆]
客席側に飛び出した舞台。ほとんどの劇場では円形で回転する仕掛けになっているが、形が正方形だったり回転しなかったりする劇場もある。またDX東寺や広島第一劇場のように2つある劇場も存在する。→デベソ

【まき】[巻き]
予定より早く進行していること。 [対]押し

【まったり】[まったり]
観客が少なく、場内も盛り上がりも静かで、それこそ「まったり」した状態のこと。平日2回目などに多い。

【まらぼー】[マラボー]
連想ゲーム、「越路吹雪」「美輪明宏」でおなじみ、羽根を束ねて作ったマフラー状の装飾具。ゴージャス感を演出する際に使用。激しく扱われると羽根が抜け落ちて飛び散り、初日から抜けた羽根が前盆周りに多量に落ちている様子を見て、楽日までもつか心配になることも多い。

【まろん】[マロン]
ライブシアター栗橋の俗称。「栗」から。

【まんけん】[満券]
入場割引券のスタンプが全部押された状態の券のこと。次回入場無料となり、いったんはうれしさを覚えるものの、そこに至るまでの投資額を考えた途端に顔から血の気が引くという諸刃の剣。有料入場者数にはカウントされないため、「あと○人で大入りなんだけど…」という事態になると、満券入場者に対して「あんたが満券使うから…」という冷たい視線が集まることも。

【まんざい】[漫才]
昭和の御代の劇場では、幕間などに駆け出しの漫才コンビが出演して芸を磨く光景が浅草フランス座(現・東洋館)や渋谷道頓堀劇場などで見られ、ビートたけしやコント赤信号などを輩出した。浅草ロック座でも数年前に「THE浅草69」などが漫才や漫談を披露していたこともある。

【もうそうりょく】[妄想力]
解釈力の別称。某女流観劇ブロガー、別名「解釈力の師匠」が謙遜して言うときに使用。

【もぎり】[もぎり]
入場券の半券を回収するところ。半券を「もぎる」ところから転じて。

【みえ】[見得]
演目の要所でポーズを決めること。特にラストに本舞台で、もらった花束を手に切る姿は神々しささえ漂う。


<や行>
【よそげき】[他劇]
所属または所属系列以外の劇場のこと。転じて、観客がいつも通っている以外の劇場をさしてこう呼ぶことも。 [対]自劇

【よろしくさぎ】[よろしく詐欺]
遠征などの際、観劇仲間などから「○○ちゃんによろしく言っておいて」と言われ、その通りに舞姫に伝えると「誰?それ?」と冷たくあしらわれるという詐欺の手口。

(一部敬称略)

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