(「5月結【川崎】レビュー」から続く)
<矢崎茜さん9周年イベント>
2回目終了後、場内に50人近い観客が集まる中、「矢崎茜さん9周年イベント」が開催された。MCを務めたのは、先週のイベントに引き続き雪見ほのかさん。すっかりMC業が板についた感もある慣れた司会ぶりで幕が開くと、本舞台中央にテーブルがセットされ、ケーキとシャンパンの準備が整っている。
2回目終了後、場内に50人近い観客が集まる中、「矢崎茜さん9周年イベント」が開催された。MCを務めたのは、先週のイベントに引き続き雪見ほのかさん。すっかりMC業が板についた感もある慣れた司会ぶりで幕が開くと、本舞台中央にテーブルがセットされ、ケーキとシャンパンの準備が整っている。
MC雪見さんが「これより矢崎茜姐さんデビュー9周年イベントを始めます」と開会を宣言。「主役の登場です。
茜ねーさん!」のコールで、袖から矢崎茜さんが登場する。
「まずケーキのろうそくフーッ!から」と、ケーキに立てられた9本のろうそくに火が灯される…が、さすがに9本もあると、なかなか火が揃わない。ついては消えのいたちごっこを繰り返しつつ、何とかすべてに点火完了。場内の照明が落ちると、矢崎さんが何回かに分けて炎を吹き消す。場内から「おめでとう!」の声と、クラッカーが鳴り響く。ステージ上からも特大クラッカーが発射される。一瞬、先週の“横顔直撃事件”が脳裏をよぎったのは筆者だけではなかったようで、MC雪見さんが「先週の某嬢のイベントで主役にクラッカーをぶつけた失敗を踏まえて、きょうは前に行きました」と、2週連続観に来ていないとわからないレベルの高いギャグを飛ばす。
続いて乾杯の準備。「私たちは高級シャンパンで乾杯します」と、これも恒例のMC雪見さんの“「うらやましだろ~」コメント”があってから、シャンパンの栓を開けるMC雪見さんが「イッていいですか?」とセクシーに問うと、矢崎さんが「イって!」と受け、「ポンッ」といい音を立ててシャンパンが開く。「では、今週一おもしろい沢村れいかさん、乾杯の音頭をお願いします」と、いきなり高いハードルを設定してのムチャぶりが始まる。パニクる沢村さん。そんな沢村さんに、優しく耳打ちするかんなさん。これに力を得た沢村さんによる「それでは、茜姐さん、9周年おめでとうございま~す。乾杯!」の音頭で、場内の観客も振る舞われたお茶を手に「乾杯!」と合わせる。
ファンからの花束贈呈の“花束バケツリレー”で前盆に運ばれた花束は20近く。前盆がすっかり“お花畑”になったところで、ファン代表2人からのあいさつがあった。
「矢崎茜さん、9周年おめでとうございます。本日は雪見ほのかさん、かんなさん、鈴木茶織さん、香山蘭さん、沢村れいかさん、川崎ロック座劇場関係者のみなさん、今日お越しのみなさま、貴重な時間をありがとうございます。関西のコワいリボンさんからやれと言われましたので、あいさつをすることになりました。茜ちゃんと初めて会ったのは、デビュー2週目の新宿ニューアートで、それから約9年間、応援をし続けているんですけど…他にも某コワいお姐さんも…というのは冗談で(笑)。
デビューしたころは、レースクイーン(の演目)で、ただ傘を回してるだけっていう、9年たって、いいステージを観せてくれるようになって、これからも10年、15年、20年と、これからも応援していきますので、よろしくお願いします。」
デビューしたころは、レースクイーン(の演目)で、ただ傘を回してるだけっていう、9年たって、いいステージを観せてくれるようになって、これからも10年、15年、20年と、これからも応援していきますので、よろしくお願いします。」
「茜さん、9周年おめでとうございます。僕が初めて茜さんのステージを観たのは、9年前のデビュー週2日目でした。土曜日に川崎に買い物に来て、前を通りかかって、普段なら通り過ぎるところを、なぜか入ってみたんです。その時の香盤は3番目が茜さんで、5番目が香坂ゆかりさん、トリが橘未稀さんでした。ステージを観ているうちに、ダンスショーの印象を持ちました。先ほどの方とは違って、僕の個人的な印象では、香坂さんや橘さんはベテランだなというのは見てわかったんですが、茜さんはまだ日が浅いだろうなとは思ったんですが、僕の印象では茜さんが一番きれいで、ポラを撮った時に、何年目かと聞いたら、2日目と聞いてビックリしたんです。傘を持ったレースクイーンの演目で、ベッドに向かうシーンの曲に(※筆者改変)強制翻訳邦題“世界で一番美しい女性”(※改変終了)を使っていて、まさにその通りだなと思って、突然ファンになって、デビュー週は毎日通っていました。それが劇場通いのきっかけです。それから丸9年間、リボンさんも変遷はありましたが、いつも中心になる方がいて、最近は大阪からの遠征さんがイベントの中心になっているのは珍しいと思います。それも茜さんの人柄やステージの魅力によるものではないかと思います。これからも体のケアに気をつけて、ますます魅力的なステージを続けてください。」
デビュー以来、9年の日々を見詰めてこられたファン代表2人による愛情あふれるあいさつに、場内も柔らかい雰囲気に包まれる。
続いてMC雪見さん、「この5人のなかで一番先輩のかんな姐さん…を差し置いて、ちゃおに行きますか?」と突然の振り。てっきりプレゼント贈呈だと思った鈴木茶織さんに、MC雪見さん「いや、お祝いの言葉を」。「えっ?どうしよう…そんな大役…えm9あldhs7&%$k…!」と未知の言語でパニックになるちゃおさんからのあいさつ。
鈴木茶織さん「畏れ多くも、ちゃおからお祝いの言葉を述べさせて頂きます。茜姐さん、9周年おめでとうございます。ちゃお、こんな調子乗ってしゃべらせて頂いてますが、今週でご一緒するのが2週目という、かたじけないんですけれども。初めてお会いしたのは、2年ぐらい前のデラカブで、7周年作の天女を、いきなり押し掛けたのにお勉強させて頂いたら、なんて美しいお姐さんなんだーーーっ!って。それからずっと茜姐さんが気になってて、今年から初めてご一緒させて頂いたわけですけれども、その週にいろいろご迷惑をお掛けしてしまい、茜姐さんが最後までステージを頑張る姿勢とかも、すごい尊敬してまして。しかもちゃおがいろいろあった時に、茜姐さんの笑顔にどれだけ励まされ、救われたか、いつも忘れないでありがたく思っています。茜姐さんが楽屋にいて下さるだけで、楽しくて優しくてきれいでかわいくて、女の私でもちょっとムラムラしちゃうぐらい(笑)。こういうお祝いが一緒に出来て光栄に思っております。今週ずっと楽しみにしてました。これからもその美しさで、すてきなステージをみんなに観せてください。よろしくお願いします。」
「では、かんな姐さんから一言お祝いを」と、冷静に軌道に戻すMC雪見さん。
かんなさん「茜姐さん、9周年おめでとうございます。このストリップ界で、こんなにきれいな人が裸になって、この美しい姿を、生まれたての姿を…(笑)うわーっ、違う違う、生まれたままの姿を観せてくれるなんて、世の中捨てたもんじゃないなって思いました。これからもケガなどしないで、笑顔をみんなに見せてください。これからもよろしくお願いします。」
そして最後に主役、矢崎茜さんからのごあいさつ。
矢崎茜さん「今日はお忙しい中、お集まり頂きましてありがとうございます。川崎で周年を迎えるのは2周年以来、7年ぶりになりますが、所属で、デビューの川崎でイベントをやらせて頂いて、すごくうれしいです。今年は元旦から体調を崩したり、体調不良が続いてしまったので、身体には気をつけて、これからも頑張りたいと思いますので、みなさんこれからもよろしくお願いします。」
締めくくりに記念撮影。投光さんからカメラマン役のイベント事務局の方に、「念のため、いっぱい撮っといてください」との呼び掛けに、場内がどっと沸く。MC雪見さんが締めくくって、これまで矢崎茜さんが積み重ねてきたものが、温かさとなって形になったような雰囲気に包まれたイベントは幕を閉じた。
「矢崎茜さん、9周年おめでとうございました。これからもすばらしいステージで魅せ続けてください。」
(敬称略・観劇日:平成25年5月25日(土))