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Channel: 舞姫たちへの片恋文
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2月中【東洋】初日レビュー

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 前記事で「川崎初日ルール」について触れたが、「東洋」にも「初日」と「楽日」に特有のルールが存在する。こちらはステージではなく、デジ写真へのサインについての“ローカルルール”である。「東洋」は元々「1日1人につきサイン預かりは1枚のみ」という制限を設けているが、加えて「初日のサイン預かりは2回目から」という制限がつく。初日は何かと忙しいので、落ち着くまで舞姫の負担を減らそうという配慮と聞く。さらに「楽日のサイン預かりは2回目まで」となっており、3・4回目は撮影のみとなる。これも荷造りなどを考慮した措置であるらしい。
 「舞姫のみなさまの負担を減らすため」と聞けば納得せざるを得ない一方、ファンの立場からは、やや淋しい感じもしないではないところではあるが、もちろんルールの中で楽しむのが基本であることは言うまでもない。
 そんな“ルール”が適用される初日が祝日と重なった日、プンラスで観劇。


(1)【木城レナ】
2個出し。1・3回目はリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化題名“エンジェルの片目つむり”に乗って、
白の羽根つきカチューシャを着け、後ろに尾を引く白のミニフリルスカート姿で、
本舞台から花道を笑顔を振りまきながらの“ブリブリ系”ダンスからスタート。
袖に引くと暗転し、リズミックな弦楽器が盛り上げていくインスト曲で明けると、
ピンクチョーカーからビーズが垂れ、その上に赤ラインが入ったシルキーな白セパレートを重ねた姿に替え、
大きく羽ばたくような伸びやかな振りで、本舞台から前盆を往復しながらの一舞を見せる。
ややスローにリズミックな洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えると、
本舞台上手でセパレートトップスを外して花道まで進み、
腰を下ろして音楽をリズミックなインスト曲に変えて、横に転がるように前盆へと進む。

ベッド前半、両ひざ立ちで身体をくねらせながらセパレートのアンダーを外し、
「片ひざつき片足横伸ばし」から腰をついた姿勢に変え、前盆に伏せた姿で音楽を渡る。
リズミックに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“貴重な”に音楽を変えてのベッド後半では、
「片ひざつき片足片手差し上げ」や「上げ足上げ手つかみの横開き」のポーズを切り、
「片ひざつき片足伸ばし」でのひざつき姿勢で上体をくねらせるように動かして立ち上がる。
「片足横振り上げでの片足立ち」のバランス技を決めて一礼し、
ゆるやかなターンを交えて花道で舞いつつ本舞台に戻り、笑顔いっぱいのダンスを見せての立礼で締めくくる。

2・4回目は、リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、
白とピンクのカチューシャを着け、白花模様が入った青のフリルつき振袖に白帯とレース飾りを締めて、
本舞台にてのしっとりとした一舞から始める。
袖に引くと暗転し、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、
白フリルがついた濃緑トップスにスカイブルーやイエローの薄布ロングスカート風腰布をつけた姿で、
本舞台にてアクティブなダンスを舞っていく。
音楽をビートの利いた伴奏で歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変えると、
花道まで進んで後ろ向きでの「レイバック」を決め、ドレスを脱ぐと花道に腰を下ろす。
片手を差し上げ、上方を見上げる振りを見せて音楽を渡り、
ピアノが静かに奏でるインスト曲で、横に転がるように前盆へ。

リズミックなインスト曲でのベッド前半、
四つん這いから「片ひざ折り曲げ片足後ろ伸ばし」の座り姿での手の振りで見せ、
胸前に手を合わせて静かに音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“燃える愛”に音楽を変えてのベッド後半では、
「片ひざつき片足片手振り上げ」「シャチホコ」のポーズを切って立ち上がる。
花道に駆け戻ってベッド着を羽織ると、
花道で舞いつつ「片ひざつき片手差し上げ」「シャチホコ」のポーズを切り、
再び前盆で舞うと、「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを決めてみせる。
アクティブに舞いつつ本舞台にターンを重ねて戻ると、片手を差し上げた立ち姿で締めくくる。


(2)【空まこと】
2個出し。
1・3回目は「2月頭【川崎】初日レビュー」1回目でお伝えした作品、演目名「埴生の宿」を続演。
ゆったりとした女性ボーカル曲に乗ってのあでやかな舞から、
三味線のアクセラレートとともに上り詰めていく圧巻のダンスに、思わず息を詰めて見入る。
なお、aiの「引退作」との“曲かぶり”(ただし、歌手は異なる「別バージョン曲」)があることを聞いた空は、
かぶった4曲目(ベッド曲)を自ら
強制翻訳英題“Thing of Hand a Story Down from Generation to Generation”に差し替えた。
通常“曲かぶり”では後輩が曲か演目を差し替える対応を取るのが普通だが、
今回はaiの最後のソロステージということを考慮して、空が譲る形を取ったことに敬意を表したい。

2・4回目は去年「11月結【川崎】レビュー」以来お伝えしている10周年作、演目名「WHITE MATADOR」を再演。


(3)【北川れん】
2個出し。1・3回目は強制翻訳英題“Younger Boy”を英語でカバーした
リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、淡いスカイブルーと白羽根髪飾りを着け、
雪の細かい模様が入った淡いスカイブルーのフリルミニドレスに白ブーツを履いた姿で、
青の洋傘を閉じたままステッキのように扱っての軽やかなステップでの“ブリブリ系”ダンスを一舞。
音楽終わりで傘を開いて肩に差し掛けると、暗転で袖に引く。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化・翻訳題名“ダンス場☆銀河”で明けると、
裾に白フリンジがついたシルバースパンコールつきミニドレスに替え、
“ちょいブリ”の入った“元気系”ダンスを本舞台にて舞っていく。
暗転で袖に引き、アップテンポの洋楽女性ボーカル曲で明けると、
ピンクや黄色の花が咲くトップスから、淡いピンクの薄布ロングスカートがつながるベッド着に替え、
本舞台上手にてひざをつき、中央に腰を下ろした姿勢で転がると、起き上がって音楽を渡る。
ピアノが主旋律を奏でるインスト曲に音楽を変え、花道でゆったりと展開して見せてから前盆へと進む。

ベッド前半、腰を下ろし、足を横に流した姿や四つん這いの姿勢などで動きを抑えて進めていく。
音楽がアップテンポの邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“A Grain of Repeat”に変わってのベッド後半では、
「L」や「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズから、
両ひざ立ちでの両手の振り、四つん這いでの動きを経て、
「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」のポーズを切ってみせる。
ついで、仰向けやうつ伏せの姿勢から「シャチホコ」「上げ足上げ手つかみの横開き」
「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
ベッド着を後ろ手に広げつつ早足で本舞台に戻り、振り向いてのラストへ。

2・4回目は、オルガンが主旋律を弾いていくインスト曲に乗って、
オレンジとグリーンの花髪飾りを着け、輝く飾りがついた山吹色のトップスのロングドレス姿で登場。
しなやかな手の振りでのあでやかなダンスからスタート。
暗転で袖に引き、リズミックな伴奏にバイオリンが重なるインスト曲で明けると、
シルバーラインが走るイエローチョーカーに、輝く飾りがついたグリーンビキニトップ、
淡いグリーンがぼかしになった薄布ロングスカート姿に替え、
本舞台から花道にかけて、大きくしなやかな舞を見せてから、
花道で腰に下げていたグリーンとイエローがぼかしになった長布を外して広げつつ、
本舞台でさらに一舞すると、暗転で袖に引く。
ゆったりとしたオーケストラ演奏のインスト曲で明けると、
右肩に大きなフリルがついたネオンカラーのシースルーロングベッド着に替え、
大きく柔らかく舞いつつ前盆へと舞い込む。

ベッド前半、立ち姿から横座りに腰を下ろすと、
ゆったり歌い上げていく邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Love Song”に音楽を変え、
腰を下ろした姿勢から「体育座り」や「腰をついての両足交錯」
「片ひざ立ち片足横伸ばし」などで進め、“体育座り”でひざに頬を乗せた姿で音楽を渡る。
アップテンポのインスト曲でのベッド後半では、
腰をついて足を「M」に構えての手の振りから、「L」や「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを切り、
四つん這いでのあおり上げから、腰をついての両足交錯などを経て、
「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」「シャチホコ」のポーズを決めてみせる。
「片ひざつき片ひざ立ち」での手の振りから立ち上がり、
「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを切ると、後ずさりで舞いながら本舞台へと戻り、
華やかに両手を差し上げてのエンディングへ。


(4)【ai】
総集編とも言える3個出し。1・3回目に演じたのは最新作、それはそのまま引退作となった。
ソロステージ最後の「東洋」ならではの演出として、ステージ前、aiのメッセージが白幕に投映される。

  「aiと出会った事を またいつの日か 思い出して欲しい 幸せでした ai」

ゆったりと歌っていく強制翻訳英題“The Other Side of Good-bye”の
邦楽男性ボーカルカバーバージョン曲に乗って、
白の桜の花びらが入った青のお引きずりに黒の帯を締め、歌詞にこ3年間の思いを託し、
ステージへの思いを込めるかのように情感をたたえながら舞っていく。
ピアノ伴奏に乗せてしっとりと歌っていく邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“When Pink Color is Danced”に乗せて、
白幕にaiのさまざまな写真が次々と映るスライドショーを背景に、
お引きずりを脱いで桜色のモンロードレスに替え、桜の花びらが舞い落ちる映像を背に前盆へと歩み入る。

ベッドでは、両ひざつきに腰を下ろすと、桜の花びらが上方から振り落とされる中、
両ひざつき両手差し上げの形から「L」のポーズをじっくりと切ってみせると、
ひざつきで片手を差し上げた姿で音楽を渡る。
荘重なオープニングと澄んだ女声ボーカルが歌い上げる洋楽曲、
強制翻訳邦題“走っている”に音楽を変えると、
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし片手差し上げ」や「横開き」のポーズを切って、いったん立ち上がる。
花道に戻ると、首の後ろから垂れる長布を両手で大きく振り広げながら舞いつつ本舞台に引き、
ベッド着の前を広げて大きく振りながら再び前盆へと進み、
「片ひざつき片手差し上げ」のポーズから「片ひざつき片ひざ立ち」での両手の大きな振りで舞いつつ、
「スーパーL」のポーズを切り、腰を下ろしての手の振りから「シャチホコ」のポーズを決め、
さらに両ひざ立ちの姿勢から大きく伸び上がるように立ち上がる。
片ひざをついての一礼で花道に退き、ベッド着を大きく振り広げると、後ずさりしつつ本舞台に戻って
ベッド着を大きく広げてのエンディングへ。

2回目は、去年「8月頭【川崎】初日レビュー」3回目でご報告している作品、演目名「aiという女」。
前回「東洋」上演時に作成された、インターバルに投映されるプロジェクター映像が再上映された。

4回目は、おととし「8月結【川崎】レビュー」1・3回目でお伝えし、
その後、おととし「9月結【新宿】レビュー」1・3回目でもご報告している作品、演目名「紅」を再演。


(5)【周防ゆきこ】
チャペルの鐘が鳴り響き、リズミックな邦楽女性ボーカル曲が始まると、
ティアラからベールを垂らした純白のウェディングドレス姿で登場。
しっとりとした一舞を見せていると、突然ガラスの割れる音に続いてノイズが響き、音楽が止まる。
同時に電撃を受けたように舞いを止め、ワイルドテイストの洋楽男女ボーカル曲に音楽が変わると、
表情を険しく変え、手を引かれる何かに抗うような振りを交えつつ、本舞台中央にバタリと倒れる。
さらに見えない壁に囲まれたように周囲を叩く振りを見せて起き上がると、
力なく舞いつつ、羽根が先端についたスティックを手にして立ち尽くし、暗転。
本舞台白幕が閉まり、不気味さを漂わせるスライドショーが投映されてから、
アップテンポな邦楽女性ボーカル曲で明けると、シルバーワイヤーのネコ耳を着け、
トップスがレザー、スカートがレースの黒ミニドレスに黒ジャケットを重ね、
羽根つきスティックを扱いながらのコミカルでメリハリのあるダンスを舞っていく。
暗転で袖に引き、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、
白シースルーのセーラー服風ベビードールに白ニーハイソックス姿で、
本舞台から花道に進んでひざをつくと、セクシータッチに腰を揺り動かし、その後一気に前盆へと駆け込む。

アップテンポの映画テーマ曲のインストバージョン、強制翻訳題名“神父 Theme of Love”でのベッド前半、
腰を下ろしてベッド着を脱ぎ、足を横に伸ばすと、開脚ポーズで音楽を渡る。
リズミックに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“終わりなき物語”でのベッド後半では、
「L」や「片ひざつき片手差し上げ」「シャチホコ」のポーズを切ると、
両ひざつきの姿勢で、片手を差し伸ばし場内を回して立ち上がる。
ステップを切りながら花道を歩き戻ると、本舞台で振り向き、両手を広げてのエンディングへ。


aiさんのラストソロステージ、そして周防さんの2周年週が重なる祝日の初日とあって、1回目から約80人の大賑わい。その後も2回目には90人以上を数える入りにまで増え、4回目に至っても50人超を数える場内が続いた。「東洋」にしては珍しく所定の時刻より押しに押した23時25分の終演を25人が見守って、無事初日の公演は幕を下ろした。

(敬称略・観劇日:平成27年2月11日(水・祝))

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