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Channel: 舞姫たちへの片恋文
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2月結【浜劇】初日レビュー

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 この日は、初日初回の開演直前にお一人の1回目休演が告知され、その後も出演は難しそうだとの観測が流れる中、終日休演がアナウンスされた。これに伴い開演時刻が10分押しとなったのだが、1回目終了が15時14分、2回目も17時45分と、「5人香盤」なのに「6人香盤」時の定時より押していくという誠に不思議な進行具合となった。プンラスで観劇。


(1)【黒崎 優
2個出し。1・3回目は、去年「10月頭【川崎】レビュー」でお伝えしてから、
12月結【蕨】レビュー」「1月結【川崎】レビュー」2・4回目でもご報告してきた
9周年作、演目名「ふくしま」を続演。

2・4回目は、平成23年「4月結【大和】レビュー」で初めてお伝えし、
平成24年「6月頭【仙台】レビュー」4回目以来、久しぶりの拝見作品、演目名「タイガー」を再演。


(2)【秋月穂乃果
去年「9月頭【新宿】レビュー」1回目でご報告し、その後「1月頭【栗橋】レビュー」1・3回目でもお伝えした
「アリス」をモチーフにした作品、演目名「Q」を続演。
OPショーでは、吊り床にロープを掛けての“エアリアルOP”を披露。


(3)【鈴木茶織
 <終日休演>


(4)【聖 京香
3月頭の12周年を前に、先行公開となる周年作を初出し。演目名「クイーン・エメラルダス」。
前盆に突き立つ洋剣を前にして、
「私はエメラルダス。999、停止しなさい」という“自己紹介”のセリフからスタート。
緊張感を高めるインスト曲に乗って、黒マントフードの後ろ立ち姿で舞い始め、
澄んだ声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Dance of Death”に音楽を変えると、
小豆色の着物に髑髏のデザインが入った黒帯を前結びにし、白グローブを着けた姿を振り向いて見せ、
ゆっくりと力強い振りの舞から、フードマントを下ろして帯を解いていく。
音楽をリズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Bullet Rock”に変え、
長袖の黒エナメル短丈トップスに黒ビキニトップ、赤ビスチェ、赤のシルキーなタイツに黒ブーツ姿を見せると、
ワイルドタッチに舞いつつ前盆へと進み、剣を手にしての一舞。
再び剣を突き立てると、音楽がギター伴奏の洋楽男性ボーカル曲に変わり、
前盆から後ずさりしつつビキニトップとショーツを外し、ゆっくり舞いつつフードマントを広げて畳み置く。
本舞台にて両ひざ突きから仰向けに倒れ、起き上がると再び前盆に歩み入る。

ピアノ伴奏で歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲、
強制翻訳邦題“さよならを言う時”に音楽を変えてのベッドでは、
剣の横に両ひざ立ちで腰を下ろすと、剣を手にして差し上げての「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」や
「横開き」のポーズを切ってみせる。
ついで、剣を立て置くと「シャチホコ」や「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、
両ひざ立ちで展開して見せていく。
音楽をゆったりとピアノ伴奏で歌っていく洋楽男性ボーカル曲に変えると、両ひざ立ちから立ち上がり、
剣を手に本舞台に戻ってフードマントを羽織ると、剣を差し上げての「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」や
「横開き」「両ひざつき上体反らし」のポーズを本舞台中央にて決め、
立ち上がって上方を見上げる立ち姿で締めくくる。


(5)【長谷川凛
2個出し。1・3回目は医療系作品、「Great Doctor Rin」の略で演目名「GDR」。
静かなインスト曲に乗って、手にカバンを提げ、白インナーに黒スーツとパンツスタイルに白衣を掛けて登場。
前盆を一回りして白衣を羽織ると、音楽をビートの利いた洋楽男性ボーカル曲に変え、
カバンから聴診器とファイルを取り出し、前盆に往診に向かう。
前盆かぶり客の一人に聴診器を当てて“診察”。軽やかに一舞してから「診断書」をしたためて次の患者へ。
前盆に腰を下ろして舞ってから、別の患者のもとに近づくと、腕を取って脈を測る。
すると急に表情を変え、さじを投げるような仕草を見せつつ、
胸を叩くジェスチャー見せて、「気持ちを強く持つように」とのメッセージを送り、
本舞台に戻るとカバンから太い注射器を取り出して、ワイルドタッチに舞って見せる。
そして先ほどさじを投げた患者に歩み寄り、思いっきり「注射」。
固い握手を交わすと立ち上がり、音楽が澄んだ声で歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲、
強制翻訳邦題“すばらしき恩寵”に変わると暗転で袖に引く。
ややスローなピアノ伴奏の洋楽女性ボーカル曲で明けると、
右太ももに白バンドを巻いた短丈白衣のナースが登場。

前盆に進んでのベッド前半、腰を下ろして仰向けに倒れ、
両足をうごめかせつつ白衣の前を開いて見せると、上半身に包帯が巻き付けられた姿が浮かぶ。
ついで両ひざつきから再び仰向けに倒れると音楽を渡り、
ピアノ伴奏で歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“骨折の患部を固定する石膏”に
音楽を変えてのベッド後半では、
白衣を脱いだ包帯姿で、「両ひざ前後ずらしでの上体反らし片手差し上げ」のポーズを切り、
腰を下ろすと右脚の包帯を解いて右足首に結び直すと、
右手で張っての「スーパーL」から「片ひざつき片手差し上げ」「スワン」のポーズを決め、
起き上がって「両手片足つき片足振り上げ」のポーズから、
ひざつきで身体を自らの腕で抱く姿を見せて立ち上がる。
ターンを重ねて本舞台に戻り、包帯を絡めて両手を縛った姿を作ってから、両手を差し上げてのラストシーンへ。

2・4回目は、去年「11月中【東寺】レビュー」でお伝えし、
1月結【東洋】レビュー」でもご報告した冬のファンタジー作品、演目名「SMF」を続演。
ステージが狭い「浜劇」での“相方”は、帽子込みで身長約1mと小さめの「だる二郎くん」が務めた。


(6)【矢沢ようこ
2個出し。1・3回目は、演目名「Call Me」。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、
白黒ネクタイにえんじ色のチョッキ、シルバーショートパンツに黒燕尾服姿で登場。
本舞台にて大きくゆったりとしたあでやかな舞姿を見せてから前盆に進むと、燕尾服とチョッキを脱ぎ、
本舞台下手に戻ると、腰を下ろしてショートパンツを脱いでから
白シャツのボタンに手を掛けると暗転、袖に引く。
アップテンポのピアノインスト曲で明けると、赤の花髪飾りに、赤とシルバーのツートントップス、
赤のシルキーなミニスカートの右腰に赤薄長布を重ねたセパレート姿で登場。
柔らかい手の振りを見せつつ、本舞台から前盆に掛けて大きく舞うと、片手を差し上げた姿で音楽を渡る。
スローなピアノインスト曲に音楽を変えると、ゆったりと舞いつつ本舞台上手のいすに腰掛け、
セパレートを外してから、大きなフリルがついた赤のシースルーロングベッド着に替えてみせる。
本舞台下手に腰を下ろし、ついで中央に片ひざをついた姿を見せると、
音楽をしっとりと歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲に変え、
本舞台で立ち姿からいすに腰を下ろして大きく舞ってから、静かに前盆へと歩み入る。

ベッド前半、立ち姿から上体を大きく反らせて着地し、
両ひざ立ちから「片ひざつき片ひざ立ち」での手の振りで見せていく。
さらに、腰を下ろして両足を交錯させ、ベッド着の前を開くと、
「片ひざつき片足横伸ばし」で身体を横に流した姿を作ってから、
両ひざ立ちで両手を振り上げた姿で音楽を渡る。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“閃光舞踊”に音楽を変えてのベッド後半では、
腰を下ろして片ひざを抱えた姿から、
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」や「L」のポーズを切って見せ、
両ひざ立ちで身体をくねらせるように動いてから、腰を下ろして両足を交錯させると、
「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
ベッド着を振り上げて大きく前盆でターンしてから本舞台に戻ると、いすに片足を上げての上体反らしを見せ、
さらに本舞台で大きく一舞しての立ち姿でのエンディングへ。

2・4回目は幽玄なる作品、演目名「天女の恋」。
風が吹きすさぶ音が響いてから、音楽がシンセサイザーのインスト曲、
さらにリズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗り換わっていく中、
赤の花髪飾りに、シルバーの布飾りが上に重なる白シースルーセパレートを着け、
扇子2本を手にしながらのしなやかな舞を、本舞台から前盆で一舞。
本舞台上手と下手にそれぞれ扇子を置くと、
前盆まで身体をトリッキーでしなやかな動きを見せつつ揺り動かし、
髪飾りを外して髪を下ろすと、再び扇子を両手に取って優雅にあおぎつつ、
花道で半閉じにして構えた姿で音楽を渡る。
音楽を、アップテンポでビートが利いたインスト曲に変えると、本舞台から前盆に進み、
腰を下ろして仰向けに寝ると、セクシータッチに身体をくねらせてみせる。
ついで、起き上がると本舞台と前盆を行き来しつつ腕飾りやセパレートを外していき、
音楽終わりで本舞台に横たわる。
音楽をリズミックな洋楽男性ボーカル曲に変え、本舞台奥にて後ろ姿で下手や上手に渡り、
上手で輝く飾りが着いた白シースルーロングドレス風ベッド着に替えると、
中央で身体を横に流した姿を見せてから起き上がる。

花道でいったん立ち止まって前盆に進んでのベッド前半、
立ち姿で上体を大きくくねらせるように動かしてから、両ひざ立ちへと姿勢を下ろしていく。
音楽を、静かに歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲に変えると、仰向けに身体を倒しての手足の振りから、
上体を起こして艶めかしく腕や上体を揺り動かしていき、
「片ひざつき片手差し上げ」や「スーパーL」、「横開き」へと静止せずに移行していくポーズを見せる。
両ひざ立ちで両手を大きく広げての振りから「3点ブリッジ」を架けて立ち上がり、
ゆっくりと腕を振り上げての動きから、ベッド着を後ろ手に広げての「レイバック」を決め、
右手を前に差し出した立ち姿で締めくくる。


 この日は1回目から4回目まで、見事なまでに30~35人程度で推移。進行的には前文にも書いたように、「5人香盤」にも関わらず「6人香盤並み」か「やや押し」で進み、最終回の矢沢ようこさん恒例“フルコーラスOP”で22時55分、29人が見守る中での終演となったのだった。

(敬称略・観劇日:平成27年2月21日(土)) 

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