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Channel: 舞姫たちへの片恋文
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【浅草】「白石美咲5周年イベント『ドキっ!!女だらけの大運動会 vol.2』」レポ

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 「浅草『DESIRE』」をロングで出演の白石美咲さんが「1st」初日にデビュー5周年を迎えられた。白石さんは2010年2月11日「浅草」でトリとしてデビューを果たし、その後、ポラ館にも出演。同年9月11日~10月10日の「マカオ」ラスト公演のトリを務めるなど、「浅草トリシスターズ」の一員として順調な滑り出しを見せていた。
 しかし、さまざまな事情でステージを離れる期間が長引くことになる。タッパや身体のフォルムなど恵まれたものを多く持っているものの、パフォーマンスにあたっては決して器用ではないタイプで、ステージのあり方についてご本人も悩まれたようである。
 その後「浅草」で復帰を果たすが、トリから外れたポジションでの出演に複雑な思いがあったことは、2年半ぶりの「浅草トリ復帰」となった2013年11月1日~20日「DOLLS 2nd『カウガール』」の「楽日あいさつ」で涙ながらに語った内容からも伺えた。

 筆者の個人的な考えであるが、たとえステージングが“不器用”であっても、白石さんの抜群の存在感と、有無を言わせぬ迫力すら感じさせる美しい立ち姿は「浅草」のステージでこそ映えるものであり、「浅草」にはこういうタイプの方が必要だと、以前から折に触れて“力説”してきたところである。

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 さて、そんな白石さんのデビュー5周年を記念するイベントが、2月22日(日)3回目公演終了後に開催された。題して「ドキっ!!女だらけの大運動会 vol.2」。去年の「vol.1」に続く2度目ということで、多少はこなれたイベントになるのか、それとも恒例の“客席置いてけぼりイベント”になるのか…。この日はいつもの「イベント実施日進行」で本休憩が5分短縮の15分間になり、3回目は10分巻きの18時30分に終了。その後、ステージ準備が10分強掛かり、18時43分にファンファーレとともにイベントがスタートした。

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 本舞台幕が開くと、本舞台高段上手側にテーブルが置かれ、珍氏と「ちはを源氏」こと藤月ちはるさん、そして姿見と水島氏がスタンバイ。珍氏の開会宣言とともに「選手入場」。赤組はキャプテンの白石美咲さんに続いて、赤西涼さんと白砂ゆのさん、白組はキャプテンが灘ジュンさんに、HIROさん、桃瀬れなさんの3人1チーム。早くもガンを飛ばし合う両者。ちなみに昨年の大会は白石組が優勝とのことで、連覇を賭けた戦いということになった。そして実況は珍佐清氏、解説にちはを源氏氏、ちなみに校長はジキル水島氏。

 式次第は、まずジキル水島校長あいさつ。水島氏の訛りの強い英語でのあいさつを、ちはを源氏氏が同時通訳。

   【水島校長】「Soldiers, Good morning.」
   【ちはを源氏】「戦士たちよ、おはよう」

   【水島校長】「I’m sorry, but I don’t want to be an emperor…」
   【ちはを源氏】「申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない…」

 中休憩でおなじみの「床屋の演説」を始める水島校長。が、あまりにたどたどしい英語に、次第に同時通訳との息が合わなくなっていくが、何とか最後までたどり着く。


 続いて「選手宣誓」。白組キャプテン・白石さん、赤組キャプテン・灘さんが宣誓。

   【白石・灘】「宣誓!我々選手一同は、スポーツマンシップに乗っ取り、全力で戦うことを誓います。
           選手代表、白組キャプテン・白石美咲、赤組キャプテン・灘ジュン」

 さすが両キャプテン。ギャグなしの真剣な宣誓を張りのある声で務める。


 次の「準備体操」は、「浅草」のイベントには珍しく(笑)“観客参加型”で実施。観客全員を起立させた後、藤月プロがお手本を見せながら「ようかい体操第一」で体をほぐすことに。ところがお手本のはずの藤月プロは振りが“探り探り”。むしろ観客の方が振りが入っている事態に、藤月プロ「すごい、みなさんの方がうまいんですけど…すみません…」と恐縮。

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 いよいよ第1競技「パン食い競争」。本舞台からスタートして、前盆にてスタッフ2人が渡す棒にぶら下がったパンを手を使わずに取り、本舞台に戻ってバトンタッチ。3人のリレーで早くゴールした方が勝ち。出演者も何をやるのか聞かされていないとのことで、珍氏が観客とメンバー双方に説明しつつ進行。
 出走順は、

   ■白組:桃瀬→灘→HIRO   ■赤組:白砂→赤西→白石

 全員、結構真剣に取り組み、この競技は「白組」が勝利。

 ここで珍氏が観客に、「赤組を応援している人」「白組を応援している人」とアンケートを実施。ついでに藤月プロに訪ねると、藤月プロはクールに、

   【藤月プロ】「中立です」

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 第2競技「万歩計競争」。万歩計を腰に着けて前盆で30秒間、腰を振って歩数の多かった方が勝ち。両組が出場者を話し合いで選出。

   ■赤組:白石美咲   ■白組:HIRO

 この組み合わせに珍氏はすかさず、

   【珍】「170cm以上の対決となりました」

 競技に余裕で臨むHIROに対し、途中でバテて倒れ込む白石。結果は、

   ■赤組:白石…133歩   ■白組:HIRO…150歩

となり「白組」が連勝。

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 ここで「昼食の時間」。本舞台にブルーシートを敷き、「パン食い競争」のあんパンと水を手に座り、白石さんの5年間の軌跡を綴ったスライドショー上映を見るコーナーへ。題して「白石美咲5年間の軌跡」。もっとも内容は、「浅草」のイベントを見たことがある方ならご承知の通り、ほとんどフェイクである。

   ■デビュー作「ミサキング」
   ■1周年作 「ゴジライシ」
   ■2周年作 「衝撃の問題作 巨神兵」
   ■3周年作 「進撃の巨人」
   ■4周年作 「COCOちゃんと共演 グレムリン」

 そして最後は恒例、水島氏の「ミサキーーーーング!5周年おめでとう!」で締めくくる。


 続いて、ちはをプロからのお手紙の朗読コーナーへ。

【藤月】
「いやー、美咲お姐さん、このたびはデビュー5周年、おめでとうなのです。
 美咲お姐さんは、いつもわてくしをご飯に連れ回してくれやすが、
 その怪獣のような食べっぷりには、毎度驚かされるのです。
 先日もステーキ屋さんにて、お肉を800g、ライス大盛りをぺろりと平らげたのです。
 ちくせう!わてくしが最後に食べようと残して置いたジャガイモを、『ちー、残すんなら、もらうでー』と
 有無を言わさず、ぺろりと丸呑みにされたのです。せめて皮だけでもわてくしに残して欲しかったんだなぁ。
 わてくしは転んでもただでは起きない性質なので、翌日『ジャガイモの恨み晴らさでおくべきか』と、
 4景の前に納豆でうがいをし、納豆で手を洗い、美咲お姐さんの顔面に納豆臭い息を吹きかけ、
 お襦袢の襟からベトベトの手を突っ込んで、モミモミしてやったのです。
 すると出番から帰ってきた美咲お姐さんが、わてくしのところに来て仁王立ちして、
 『ちー、さっきの回なんや、納豆の二オイするし、手ベトベトしとったで』と
 わてくしの耳を引っ張って言うので、隣で居眠りしていたゆのちゃんを指差すと、
 美咲お姐さんが、ゆのちゃんの首根っこを捕まえて、楽屋のトイレの便器の中に放り込んで水を流したのです。
 ゆのちゃんは歯車の中のチャップリンのように下水管の中を流れていったんだなぁ。
 これが先日の『楽屋の女子トイレ詰まり事件』の顛末なのです。
 P.S.美咲お姐さん、大っ嫌いです。と書いてますが、大好きです。2015年2月22日、藤月ちはるより。」
 誤解のないように申し添えておくが、“読まされ感満載”の朗読であったことに留意されたい。

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 昼食を挟んで運動会午後の部。丸テーブルが前盆に運び込まれる。第3競技「飴食い競争」。テーブルの上に置かれた入れ物の中に小麦粉に埋もれた飴が入っていて、それを手を使わずに口でくわえて取り出していくリレー競技である。

   ■白組:HIRO→桃瀬→灘
   ■赤組:白砂→赤西→白石

 顔を白く染めながら飴をくわえて戻ってくるメンバー。勝負はキャプテン同士のアンカー対決にもつれ込む。ここで白石さん、長身と長い手足を生かして灘さんをブロックする作戦を繰り出す。それに対して“顔面真っ白”になることを厭わずに果敢に攻める灘さんが意地を見せて、先にゴールインで白組が3連勝。


 全競技が終了。その捨て身の戦いぶりを見ていたはずの、ちはるプロの感想は。

   【藤月】「あんま、ちょっと、しっかり見てなかったんだけど…」

 場内は爆笑の渦に。

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 「閉会式」。ドラムロールとともに成績発表。

   ■白組:126点   ■赤組:3万点

 「赤組」の優勝…という案の定のデタラメっぷり(笑)。「赤組」には水島校長から金メダルが授与される。惜しくも敗れた「白組」にもボール紙のメダルが贈られた。


 そして本日の主役、白石さんからのスピーチ。

【白石】
「本日はお足元の悪い中、世間では東京マラソンの中、
 白石美咲5周年イベント『ドキっ!!女だらけの大運動会 2』にお付き合い頂き、
 また、最後まで参加して頂き、誠にありがとうございます。
 去年、大好評だった運動会をまた開催する運びとなり、誠にうれしく思います。
 早いものであれから1年経ったなんて…。
 まこと姐さんのセクシーパン食い競争が脳裏に焼き付き、忘れられませんでしたが、
 今年はちはをインストラクターの『ようかい体操』を見れて、爆笑でした。
 今年も大好きなメンバーに囲まれて、いろいろな方に支えられ、私は今、ここに立っています(涙)。
 本当に感謝しております。これからも成長していけるよう頑張りますので、温かく見守って頂ければ幸いです。
 最後に、貴重なお時間を割いて残って頂き、本当にありがとうございました。」
 途中から涙で時折詰まりながらのあいさつとなり、場内からは大きな拍手が贈られた。

 続いてメンバーから一言と、プレゼントの贈呈が行なわれた。

   【灘】「ミサキーーーング!5周年おめでとう!」
   【HIRO】「美咲ちゃん、メンバーからです。5周年おめでとうございます。」

 さらにスタッフからのプレゼントが、水島校長の“あのセリフ”とともに贈られた。

   【水島】「ミサキーーーング!5周年おめでとーー!」

 強制翻訳邦題“紫雨”のハーレーダビッドソンに、ちはを源氏がまたがっている「特製ポスター」が贈られ、36分間にわたったイベントは幕を閉じた。


 「白石美咲さん、5周年おめでとうございます。『ミサキング』と呼ばれる風格と力強さ、そして華麗さを武器に、これからも『浅草』の舞台を彩り、輝き続けて頂けることを楽しみにしております。」

(敬称一部略・観劇日:平成27年2月22日(日)) 

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