2月25日(水)1回目公演中の「新宿ニューアート」で、下水道管の破損により汚水が場内に流入、電気系統が損傷するなどの被害が発生した。その様子は、場内に居合わせた観客や舞姫のみなさまによってTwitterなどで知らされたが、特に被害甚大だったのは、汚水の流入があった楽屋だった模様で、私物やポラ、衣装や音源などにも被害が及んだとのことである。
当日はその回で公演は中止され、翌日からは休館の上、復旧作業が進められた。そして関係者のご尽力で、当初予想されたよりもかなり早く、3月21日、「3月結初日」からの営業再開にこぎ着けることとなる。
その「SNA浸水事故」が発生した瞬間にステージ上で出演中だったのが、この週の「川崎」に登板の柏木由紀奈さんであった。幸い無事だった衣装や音源で連投をこなす姿に拍手を贈りつつ、3・4回目を観劇。
当日はその回で公演は中止され、翌日からは休館の上、復旧作業が進められた。そして関係者のご尽力で、当初予想されたよりもかなり早く、3月21日、「3月結初日」からの営業再開にこぎ着けることとなる。
その「SNA浸水事故」が発生した瞬間にステージ上で出演中だったのが、この週の「川崎」に登板の柏木由紀奈さんであった。幸い無事だった衣装や音源で連投をこなす姿に拍手を贈りつつ、3・4回目を観劇。
(1)【広瀬あいみ】
2個出し。3回目は、リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、
シルバー飾りが輝く白のベールに裾広がりドレス姿で、
柔らかく大きな手の振りとステップのダンスを本舞台から前盆を行き来しつつ一舞。
暗転で袖に引き、リズミックな洋楽男性グループ曲で明けると、
半開の本舞台幕の間から白フリンジミニドレス姿で登場。
ディスコダンス風に舞いつつ本舞台から前盆を往復し、暗転で袖に引く。
本舞台幕が開いて、リズミックな洋楽男性ボーカル曲で明けると、
幕の間から足を伸ばし、ついで腕だけを見せてから、
黒シースルーモンロードレス風ベッド着姿で幕を割って姿を現す。
そのまま本舞台幕前の下手ツラに腰を下ろしてセクシータッチに展開し、
後転して本舞台中央に戻ると、起き上がってベッド着の前を開きながら前盆へと進む。
ベッドでは、立ち姿から両ひざつき、四つん這いと姿勢を落としていき、仰向けで音楽を渡る。
スローな洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えると、上体を起こし、片ひざ立ちでのゆったりとした腕の振りから、
「片ひざつき片足伸ばし両手差し上げ」や「スーパーL」「3点支持」「横開き」のポーズを切って立ち上がる。
ベッド着をひるがえしつつ本舞台へと戻り、「レイバック」を決めてから振り向いての立ち姿で締めくくる。
スローな洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えると、上体を起こし、片ひざ立ちでのゆったりとした腕の振りから、
「片ひざつき片足伸ばし両手差し上げ」や「スーパーL」「3点支持」「横開き」のポーズを切って立ち上がる。
ベッド着をひるがえしつつ本舞台へと戻り、「レイバック」を決めてから振り向いての立ち姿で締めくくる。
4回目は、ビートの利いた洋楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“悪”に乗って、
ピンクの布をターバンのように頭に乗せ、白フリルとゴールドチェーンが着いたピンクの襟つきロングドレス姿で、
しなやかにして切れ味のあるダンスを本舞台にて舞い始める。
途中でドレスの前を開けると、ゴールドチェーンつきビキニ上下とレースのレッグカバーを見せながら
本舞台から前盆まで往復しての一舞。
音楽をアップテンポの洋楽男性ボーカル曲に変えると、本舞台から花道まで舞い、
ドレスを脱いで、ビキニ上下とレッグカバー姿で柔らかさを漂わせるアクティブなダンスを見せると、
上手袖に引き、暗転。
スローな洋楽女性ボーカル曲で明けると、黒レースショーツに白シャツを羽織った姿で登場。
本舞台にて、ゆったりとした立ち姿から、ひざをついての振りを経て起き上がり、
シャツの前を開いて前盆へと歩み入る。
ピンクの布をターバンのように頭に乗せ、白フリルとゴールドチェーンが着いたピンクの襟つきロングドレス姿で、
しなやかにして切れ味のあるダンスを本舞台にて舞い始める。
途中でドレスの前を開けると、ゴールドチェーンつきビキニ上下とレースのレッグカバーを見せながら
本舞台から前盆まで往復しての一舞。
音楽をアップテンポの洋楽男性ボーカル曲に変えると、本舞台から花道まで舞い、
ドレスを脱いで、ビキニ上下とレッグカバー姿で柔らかさを漂わせるアクティブなダンスを見せると、
上手袖に引き、暗転。
スローな洋楽女性ボーカル曲で明けると、黒レースショーツに白シャツを羽織った姿で登場。
本舞台にて、ゆったりとした立ち姿から、ひざをついての振りを経て起き上がり、
シャツの前を開いて前盆へと歩み入る。
ベッド前半、両ひざ立ちから、片ひざ立ちで身体を横に流した姿勢を経て、仰向けになって音楽を渡る。
アップテンポでビートを利かせた洋楽男性ボーカル曲に音楽を変えると、
あぐら座りから片ひざを立てた姿を経て、「L」や「横開き」のポーズをゆったりと切っていく。
前後開脚での両手差し上げから、四つん這い、大開脚での両足旋回を見せ、
「3点支持」「片ひざつき片足伸ばし上体反らし両手差し上げ」のポーズを決め、
「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
本舞台へと歩み戻ると、ゆったりとした手の振りで一舞し、
後ろ姿での両手広げ上げから振り向いて右手を差し出す立ち姿で締めくくる。
アップテンポでビートを利かせた洋楽男性ボーカル曲に音楽を変えると、
あぐら座りから片ひざを立てた姿を経て、「L」や「横開き」のポーズをゆったりと切っていく。
前後開脚での両手差し上げから、四つん這い、大開脚での両足旋回を見せ、
「3点支持」「片ひざつき片足伸ばし上体反らし両手差し上げ」のポーズを決め、
「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
本舞台へと歩み戻ると、ゆったりとした手の振りで一舞し、
後ろ姿での両手広げ上げから振り向いて右手を差し出す立ち姿で締めくくる。
(2)【柏木由紀奈】
2個出し。3回目は、去年「11月結【川崎】レビュー」1・3回目でお伝えし、
「1月結【東洋】レビュー」や「2月中【浜劇】レビュー」でもご報告していた、
イタリア貴族の淑女を演じる作品、演目名「キゾク~ノ」を続演。
(3)【鈴木茶織】
2個出し。3回目は、去年「12月中【川崎】レビュー」でご報告し、
その後「12月結【仙台】レビュー」と「2月結【浜劇】レビュー補遺」でもお伝えした、
独特の“ちゃおワールド”を展開してみせる4周年作、演目名「ミスチャル」を続演。
4回目は、おととし「3月頭【新宿】レビュー」で初出しの模様をお伝えし、
「5月結【川崎】レビュー」(ただし筆者未見)以来となる韓流男性グループメドレー作品、
演目名「THE TEN」を久しぶりに再演。
「5月結【川崎】レビュー」(ただし筆者未見)以来となる韓流男性グループメドレー作品、
演目名「THE TEN」を久しぶりに再演。
(4)【ALLIY】
2個出し。3回目は、去年「11月結【川崎】レビュー」1・3回目でお伝えした、
澄み切った表現で引きつけ続ける作品を続演。
当時は未定だった作品名が決まったとのことで、演目名「ノーシン ピュア」。
「ノーシン?」との筆者の質問に「頭痛薬の…」とのお答えが。その命名の真意については未取材である。
4回目は最新作、演目名「ありんこアリー」。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“What would you like to be actually?”に乗って、
本舞台上手にリボンを着けた丸いヒヨコ人形を置いて、
花の冠を乗せ、輝く飾りと白の花びらつきの白と淡いブルーのティアードミニドレスに、
左肩から白薄布が下げた姿で登場。
本舞台から前盆を行き来しつつ、笑顔いっぱいの楽しいダンスを展開していき、暗転で袖に引く。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制英訳・解釈化題名“Destiny'100-1”で明けると、
髪をツインテールに結んで、手首に白のフワフワ飾りをつけ、
ボックス型の飾りが下がるシルキーピンクのセパレート、白のフワフワショートブーツ姿で、
本舞台から前盆を往復しての“ちょいブリ”が入ったアクティブなダンスを舞っていく。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Please brace yourself up”に変えると、
セパレートを脱いで、ひよこが着ていた身体の前面に大小の水玉模様が入った大きなリボンがついている
白シースルーロングベッド着を羽織って前盆へ。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“What would you like to be actually?”に乗って、
本舞台上手にリボンを着けた丸いヒヨコ人形を置いて、
花の冠を乗せ、輝く飾りと白の花びらつきの白と淡いブルーのティアードミニドレスに、
左肩から白薄布が下げた姿で登場。
本舞台から前盆を行き来しつつ、笑顔いっぱいの楽しいダンスを展開していき、暗転で袖に引く。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制英訳・解釈化題名“Destiny'100-1”で明けると、
髪をツインテールに結んで、手首に白のフワフワ飾りをつけ、
ボックス型の飾りが下がるシルキーピンクのセパレート、白のフワフワショートブーツ姿で、
本舞台から前盆を往復しての“ちょいブリ”が入ったアクティブなダンスを舞っていく。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Please brace yourself up”に変えると、
セパレートを脱いで、ひよこが着ていた身体の前面に大小の水玉模様が入った大きなリボンがついている
白シースルーロングベッド着を羽織って前盆へ。
立ち姿から「チューリップ」、腰を下ろして指でハートマークを作ると、
「L」や「スーパーL」のポーズを切り、立ち上がって一舞して音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳題名“有罪 of Love”に音楽を変え、
いったん本舞台に戻ってベッド着を置くと、ヒヨコと一緒に再び前盆へと進み、
「L」や「シャチホコ」「スーパーL」のポーズを決めてから、腰を下ろしてのキュートな動きを見せ、
「腰上げでの片足振り上げ」「片ひざつき片足振り上げ」「両ひざ立ち上体反らし」
「片ひざつき片ひざ立ちでのヒヨコ差し上げ上体反らし」のポーズで立ち上がる。
ヒヨコを本舞台に置くと、その後ろでアクティブな一舞を見せ、ヒヨコを脇に抱えた姿で締めくくる。
「L」や「スーパーL」のポーズを切り、立ち上がって一舞して音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳題名“有罪 of Love”に音楽を変え、
いったん本舞台に戻ってベッド着を置くと、ヒヨコと一緒に再び前盆へと進み、
「L」や「シャチホコ」「スーパーL」のポーズを決めてから、腰を下ろしてのキュートな動きを見せ、
「腰上げでの片足振り上げ」「片ひざつき片足振り上げ」「両ひざ立ち上体反らし」
「片ひざつき片ひざ立ちでのヒヨコ差し上げ上体反らし」のポーズで立ち上がる。
ヒヨコを本舞台に置くと、その後ろでアクティブな一舞を見せ、ヒヨコを脇に抱えた姿で締めくくる。
(5)【鈴木千里】
2個出し。3回目は、「2月中【浜劇】レビュー」1・3回目でご報告した、
暗がりの中、黒マント姿でスタートする作品を続演。
当該記事では手に持つ明かりを「ランプ」と表現したが、「ランタン」が正当のようである。
4回目は、「2月中【浜劇】レビュー」2・4回目でお伝えした、
緑のラインが入った白ロングドレスで舞い始める作品を続演。
緑のラインが入った白ロングドレスで舞い始める作品を続演。
(6)【小嶋実花】
2個出し。3回目は、澄んだ声でゆっくりと歌っていく洋楽女性ボーカル曲に乗って、
淡いブルーのシースルー袋の中に全身すっぽりと入って伏せた姿で、前盆板付きにてスタート。
うごめくように起き上がると袋の中から抜け出し、シルキーなブルーセパレート姿で、
花道の「水たまり」を飛び越えるようにジャンプしながら本舞台へ。
腰から下がる白薄布を下ろすと、スローリズミックなインスト曲に乗って、
本舞台にて大きくシャープに舞いつつ、指で作った輪を積み重ねるような振りを何度か重ねていく。
音楽がビートの利いたリズミックなインスト曲に変わると、軽やかなステップやバレエターンを見せ、
オーケストラ調に変調すると、花道で両手を差し伸べての振りを見せる。
もう一度、ビートの利いたリズミックな曲に変調して、
本舞台上手、下手を何度も往復しつつダイナミックに舞うと、音楽を残して暗転。
セパレートを外して前盆の袋の中に戻り、雨音に低音弦と女声ヴォカリーズが重なる神秘的な音楽に変わると、
袋を両手で大きく広げながらの立ち姿で前盆から花道に引き、
腰を下ろして寝転んだ姿で本舞台に転がり出ると、暗転で袖に引く。
スローに歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“It's raining from the past”で明けると、
胸部がシルキースカイブルーの、輝く飾りが着いた白レースロングドレス風ベッド着に替え、
しっとりと大きく舞いつつ、本舞台下手で歌詞に合わせて両手で「魚」をすくい上げるような振りなどを見せる。
早足で前盆へと進むと、ベッド前半は立ち姿で髪をすくい上げてから腰を下ろし、
立てた片ひざに傾げた頭を預ける姿を見せてから仰向けに倒れていく。
両足を揃えて上げる動きから、再び上体を起こし、歌詞に登場する「虫」をつまみ上げるような振りを見せ、
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを切る。
ベッド着の前を開き、身体を横に流して伏せた姿で音楽を渡り、
澄んだ声が重なって響く洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、
「横開き」から腰をついての「両足交錯」「スーパーL」「シャチホコ」のポーズを切っていき、
両ひざつきで両手を合わせて下からすくい上げていく動きを見せて立ち上がる。
花道にて両手を差し上げてから深い「レイバック」を決め、ベッド着をひるがえしながら本舞台に戻ると、
大きく舞ってベッド着を下ろし、両手を広げた立ち姿で締めくくる。
立てた片ひざに傾げた頭を預ける姿を見せてから仰向けに倒れていく。
両足を揃えて上げる動きから、再び上体を起こし、歌詞に登場する「虫」をつまみ上げるような振りを見せ、
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを切る。
ベッド着の前を開き、身体を横に流して伏せた姿で音楽を渡り、
澄んだ声が重なって響く洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、
「横開き」から腰をついての「両足交錯」「スーパーL」「シャチホコ」のポーズを切っていき、
両ひざつきで両手を合わせて下からすくい上げていく動きを見せて立ち上がる。
花道にて両手を差し上げてから深い「レイバック」を決め、ベッド着をひるがえしながら本舞台に戻ると、
大きく舞ってベッド着を下ろし、両手を広げた立ち姿で締めくくる。
3回目に入場した時点で場内は約25人を数える入りであったが、その後も4回目途中までほとんど変わることなく推移。4回目も20人前後で、日曜日最終回らしい「本当に好きな観客が残っている」という密度の高い空気感を感じる場内が続き、22時57分に14人が見守る中、無事初日の幕を閉じたのだった。
(敬称略・観劇日:平成27年3月1日(日))